海人

拓海広志「ホクレア応援団の思い出」

1998年の5月に発行された『アルバトロス・クラブ会誌 Vol.18』に寄稿した文章です。とても懐かしい会合のことが書かれているので、ここに転載させていただきます。ちなみに、「ホクレア」の日本への航海は2000年ではなく、2007年に実施されました。 *** …

拓海広志「渡海−人は何故海を渡るのか?(3)」

1989年から1994年にかけて「ミクロネシアの伝統的帆走カヌーによるヤップ〜パラオ間の石貨交易航海の再現プロジェクト(アルバトロス・プロジェクト)」が実施されました。1995年初頭に僕が書いた小文をここに転載させていただきます。 * * * * * * *…

拓海広志「渡海−人は何故海を渡るのか?(2)」

1989年から1994年にかけて「ミクロネシアの伝統的帆走カヌーによるヤップ〜パラオ間の石貨交易航海の再現プロジェクト(アルバトロス・プロジェクト)」が実施されました。1995年初頭に僕が書いた小文をここに転載させていただきます。 * * * * * * *…

拓海広志「渡海−人は何故海を渡るのか?(1)」

1989年から1994年にかけて「ミクロネシアの伝統的帆走カヌーによるヤップ〜パラオ間の石貨交易航海の再現プロジェクト(アルバトロス・プロジェクト)」が実施されました。1995年初頭に僕が書いた小文をここに転載させていただきます。 * * * * * * *…

拓海広志「信天翁の会・原論」

1989年5月20日に発足した環境活動支援ネットワークのアルバトロス・クラブ(現代表:高橋素晴さん)も、来年には創立20周年を迎えます。今後はそれを記念したイベントも企画されているようですが、クラブ創設時の初心を思い起こすために、僕が1991年に同クラ…

拓海広志「イメージの力で海を渡る(3)」

1998年の6月に、新西宮ヨットハーバーにて「多様性の中でのアイデンティティ」というテーマのミュージック・シンポジウムが催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。講演と音楽を組み合わせたユニークな形態のシンポジウムで、僕もウクレレ片手の…

拓海広志「イメージの力で海を渡る(2)」

1998年の6月に、新西宮ヨットハーバーにて「多様性の中でのアイデンティティ」というテーマのミュージック・シンポジウムが催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。講演と音楽を組み合わせたユニークな形態のシンポジウムで、僕もウクレレ片手の…

拓海広志「イメージの力で海を渡る(1)」

1998年の6月に、新西宮ヨットハーバーにて「多様性の中でのアイデンティティ」というテーマのミュージック・シンポジウムが催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。講演と音楽を組み合わせたユニークな形態のシンポジウムで、僕もウクレレ片手の…

拓海広志「船と航海の歴史(3)」

数年前に「オフィス☆海遊学舎」が主催した会で、僕は「船と航海の歴史」と題したお話をさせていただきました。その内容をここで少し紹介させていただこうと思います。 * * * * * * * さて、1769年にグラスゴー大学のジェームズ・ワットが蒸気機関…

拓海広志「船と航海の歴史(2)」

数年前に「オフィス☆海遊学舎」が主催した会で、僕は「船と航海の歴史」と題したお話をさせていただきました。その内容をここで少し紹介させていただこうと思います。 * * * * * * * 室町時代になり、足利義満が明との間に外交関係を成立させると、日…

拓海広志「船と航海の歴史(1)」

数年前に「オフィス☆海遊学舎」が主催した会で、僕は「船と航海の歴史」と題したお話をさせていただきました。その内容をここで少し紹介させていただこうと思います。 * * * * * * * 皆さん、こんにちは。拓海広志です。今日は船と航海の歴史について…

拓海広志「捕鯨をめぐる話(2)」

2000年4月に和歌山県太地町を訪ね、くじらの博物館前館長の北洋司氏宅にて太地の家庭料理としての鯨料理をご馳走になりながら、北氏から太地町と捕鯨の関わりについてお話をうかがうミニツアーを催したのですが、それに引き続き同年5月には新宿歌舞伎…

拓海広志「捕鯨をめぐる話(1)」

2000年4月に和歌山県太地町を訪ね、くじらの博物館前館長の北洋司氏宅にて太地の家庭料理としての鯨料理をご馳走になりながら、北氏から太地町と捕鯨の関わりについてお話をうかがうミニツアーを催したのですが、それに引き続き同年5月には新宿歌舞伎…

拓海広志「アジア四方海話(6)」

1998年2月に大阪で開催された太平洋学会の会合でお話をさせていただきました。いつものごとく出たとこ勝負の四方山話ならぬ四方海話ではありましたが、その内容をここで紹介させていただきます。 * * * * * 話がかなり駆け足になったにもかかわら…

拓海広志「アジア四方海話(5)」

1998年2月に大阪で開催された太平洋学会の会合でお話をさせていただきました。いつものごとく出たとこ勝負の四方山話ならぬ四方海話ではありましたが、その内容をここで紹介させていただきます。 * * * * * 次に海と山の関係性ということについて…

拓海広志「アジア四方海話(4)」

1998年2月に大阪で開催された太平洋学会の会合でお話をさせていただきました。いつものごとく出たとこ勝負の四方山話ならぬ四方海話ではありましたが、その内容をここで紹介させていただきます。 * * * * * では、次にかつて僕が4年ほど暮らした…

拓海広志「アジア四方海話(3)」

1998年2月に大阪で開催された太平洋学会の会合でお話をさせていただきました。いつものごとく出たとこ勝負の四方山話ならぬ四方海話ではありましたが、その内容をここで紹介させていただきます。 * * * * * ところで、僕がヤップの人々と話をする…

拓海広志「アジア四方海話(2)」

1998年2月に大阪で開催された太平洋学会の会合でお話をさせていただきました。いつものごとく出たとこ勝負の四方山話ならぬ四方海話ではありましたが、その内容をここで紹介させていただきます。 * * * * * そうした明石海峡、熊野での海をめぐる…

拓海広志「アジア四方海話(1)」

1998年2月に大阪で開催された太平洋学会の会合でお話をさせていただきました。いつものごとく出たとこ勝負の四方山話ならぬ四方海話ではありましたが、その内容をここで紹介させていただきます。 * * * * * ただ今ご紹介にあずかりました拓海広志…

拓海広志「石貨交易航海の再現(2)」

1999年に新西宮ヨットハーバー内のシャイニー・ホールにおいて開催されたイベント(主催:アルバトロス・クラブ)において、僕は「ヤップ〜パラオ間の石貨航海プロジェクト」の話をさせていただきました。 * * * * * ところが、物事というのは一つ…

拓海広志「石貨交易航海の再現(1)」

1999年に新西宮ヨットハーバー内のシャイニー・ホールにおいて開催されたイベント(主催:アルバトロス・クラブ)において、僕は「ヤップ〜パラオ間の石貨航海プロジェクト」の話をさせていただきました。 * * * * * こんにちは。今日は朝から靄が…

拓海広志「鯨の向こうに見えるもの(2)」

これは今から15年くらい前に書いた文章ですが、よかったらお読みください。 * * * * * * * 太地鯨方による網捕法とは、太平洋を回遊するマッコウクジラやセミクジラが沖合を通るのを、岬(灯明崎、梶取崎)の先端に設けられた山見台(クジラの見張…

拓海広志「鯨の向こうに見えるもの(1)」

これは今から15年くらい前に書いた文章ですが、よかったらお読みください。 * * * * * * * 僕は神戸市の舞子という、明石海峡に臨む街で生まれ育った。かつての舞子浜は美しく、海峡を流れる潮は早かったが、腕白時代の僕たちにとっては最高のフィ…

共同討議「アジア太平洋の海と島(7)」

1999年の5月に新西宮ヨットハーバーで、『アジア太平洋の海と島』と題するシンポジウムが開催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。今回は、その中で行われたパネル・ディスカッション(パネラー:森拓也、長嶋俊介、大森洋子、川口祐二さん。司…

共同討議「アジア太平洋の海と島(6)」

1999年の5月に新西宮ヨットハーバーで、『アジア太平洋の海と島』と題するシンポジウムが開催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。今回は、その中で行われたパネル・ディスカッション(パネラー:森拓也、長嶋俊介、大森洋子、川口祐二さん。司…

共同討議「アジア太平洋の海と島(5)」

1999年の5月に新西宮ヨットハーバーで、『アジア太平洋の海と島』と題するシンポジウムが開催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。今回は、その中で行われたパネル・ディスカッション(パネラー:森拓也、長嶋俊介、大森洋子、川口祐二さん。司…

共同討議「アジア太平洋の海と島(4)」

1999年の5月に新西宮ヨットハーバーで、『アジア太平洋の海と島』と題するシンポジウムが開催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。今回は、その中で行われたパネル・ディスカッション(パネラー:森拓也、長嶋俊介、大森洋子、川口祐二さん。司…

共同討議「アジア太平洋の海と島(3)」

1999年の5月に新西宮ヨットハーバーで、『アジア太平洋の海と島』と題するシンポジウムが開催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。今回は、その中で行われたパネル・ディスカッション(パネラー:森拓也、長嶋俊介、大森洋子、川口祐二さん。司…

共同討議「アジア太平洋の海と島(2)」

1999年の5月に新西宮ヨットハーバーで、『アジア太平洋の海と島』と題するシンポジウムが開催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。今回は、その中で行われたパネル・ディスカッション(パネラー:森拓也、長嶋俊介、大森洋子、川口祐二さん。司…

共同討議「アジア太平洋の海と島(1)」

1999年の5月に新西宮ヨットハーバーで、『アジア太平洋の海と島』と題するシンポジウムが開催されました(主催:アルバトロス・クラブ)。今回は、その中で行われたパネル・ディスカッション(パネラー:森拓也、長嶋俊介、大森洋子、川口祐二さん。司…