海音

拓海広志『松林』♪

かつて舞子の浜は見事な松林が続く風光明媚なところでした。子供の頃の僕らは放課後になるとよく浜へ行き、薄暗くなるまで遊んだものです。当時の国鉄舞子駅は木造からコンクリート製に変わったものの、松林の中にひっそり構えた小さな駅で、とても風情があ…

拓海広志『ヒ・ロ・シ・マ』♪

これは広島周辺の島を旅しながら作った曲です。宇品から船に乗って瀬戸内の島々を巡るのは楽しいですね。 【ヒ・ロ・シ・マ】 (詞・曲/拓海広志)(1983年) 煤けた街を 抜けると 太陽が 迎えてくれる 宇品港から 船は走る、走る 海よ あなたを残して 旅立…

拓海広志『老人』♪

これは僕が高校生の頃に、日本各地を旅しながら出会った何人かの老人のイメージを重ね合わせて作った曲です。 【老人】 (詞・曲/拓海広志)(1982年) 夏の日の夕暮れ 騒がしすぎる蝉の声に 包まれた城跡公園で 佇む老人よ 独り何想う 置き忘れた若き日の…

拓海広志『ヨッパライのバラード』♪

これは僕が中学生の頃に作った曲です。当時の舞子浜で暮らしていた浮浪者と僕らの間には結構交流があり、そんな中から浮かんできた曲です。 【ヨッパライのバラード】 (詞・曲/拓海広志)(1978年) ヨッパライの皆さん 目を覚ましましょう 駅のベンチの朝…

拓海広志『海はいいね!』♪

僕にとって夏と言えばまずは遠泳です。長い距離をひたすら泳ぎ続けていると、自分の身体が海水と溶け合っていくような感じがして最高です。僕が子供の頃はよく明石海峡の強潮を利用して浮身のまま遠くまで流されていき、潮の影響が弱くなったあたりで一気に…

拓海広志『別離(わかれ)』♪

これは僕が高校時代の仲間たちを思い出して作った曲です。それにしても、当時の僕は本当に仲間に恵まれていました。 【別離(わかれ)】 (詞・曲/拓海広志)(1982年) みんな どうして そんなに 優しいのさ よせよ 別れの時が 辛くなるじゃないか 思わず …

拓海広志『Love Forever』♪

これは僕が学生時代に作った曲で、メロディラインはシンプルですが、結構気持ちよく歌えるバラードです。 【Love Forever】 (詞・曲/拓海広志)(1982年) いいよ 今夜は 君の話 全部 聞いて あげるから 泣くだけ 泣きなよ 僕の胸で 我慢してきた 人生吐き…

拓海広志『雨上がりのStreet』♪

これは神戸の街を散歩していて、唇に浮かんだメロディーをそのまま曲にしたものです。当時の神戸が持っていた日本の中のエアポケットのような空気はいつの間に薄れてしまいましたが、僕の中での神戸はいつも包容力に溢れた開放的な街であり続けています。 【…